ランディングページ(LP)とは?作る目的とメリット・デメリットをわかりやすく解説!

ランディングページとは?作る目的とメリット・デメリット
  • ランディングページって何で作った方がいいの?
  • ランディングページを作るメリットやデメリットが知りたい!
  • ランディングページってそもそも何?

と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ランディングページはうまく活用することで集客に大きく貢献してくれますが、その特徴をきちんと押さえておかないとランディングページの効果を最大限発揮できません。

そこでこの記事では、「ランディングページを作る目的とメリット・デメリット」について、初心者の方にもわかりやすく解説します。

これからランディングページを作りたいと考えている方や、インターネット集客ついて学びたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

▼ランディングページの作り方や制作の流れについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

目次

LPは集客のために制作する広告用のWebページ

ランディングページは英語で「Landing Page」と書き、LP(エルピー)と略されます。

直訳すると「着地のページ」という意味で、広い意味では、検索やWeb広告などをクリックした際に最初に訪れるページ全般のことを指します。

インターネット集客においては、ユーザーを「特定の行動」に誘導することを目的としたWebページのことをいいます。

特定の行動とは、「お問い合わせ」「資料請求」「申し込み」「会員登録」など、ランディングページを訪れたユーザーに最終的に取ってもらいたい行動のことです。

これらの特定の行動は、最終的に「お客さんを集める」=「集客」につながるものです。

そのため、ランディングページとは「集客のために制作する広告用のWebページ」といえます。

LPの目的はユーザーに具体的なアクションを起こさせて売上アップ(集客)に貢献すること

通常のホームページは、「会社情報の提供」「商品やサービスの紹介」「企業ブランディング」「問い合わせ窓口用」など、さまざまな目的で作られます。

一方、ランディングページの目的は、ユーザーに「お問い合わせ」「資料請求」「申し込み」「会員登録」などの特定の行動を促し、売上アップ(集客)に貢献することです。

ページを見てもらうだけでは意味がなく、いかにユーザーに具体的なアクションを起こしてもらえるかが重要なのです。

だからこそ、ランディングページは、ターゲットとする特定のユーザーが求める情報だけを1ページに凝縮して作られます。

LPの5つの特徴

前述のとおり、ランディングページの目的はユーザーに特定の行動を促すことです。
ユーザーに特定の行動を促すため、ランディングページには通常のホームページとは異なる特徴があります。

主な特徴は次の5つです。

ランディングページの5つの特徴
  • 縦長のレイアウトで作られる
  • 他ページへのリンクがなく、1ページで完結するのが基本
  • 目を引く派手なデザインであることが多い
  • 1つの商品やサービスに特化した情報だけが書かれている
  • 主にWeb広告からアクセスされる

それぞれ解説していきます。

縦長のレイアウトで作られる

ランディングページは、縦長のレイアウトで作られます。

なぜなら、ユーザーに「お問い合わせ」などの特定の行動を取ってもらうという目的を達成するためには、必然的に縦長のページになってしまうからです。

具体的には、次のような理由があるためです。

  • ユーザーが知りたい情報を1ページで余す所なく伝えるためには、どうしても情報量が多くなる。
  • ユーザーに離脱されないようにするため、画像を多く配置するなど派手なデザインにすると、それだけページのボリュームが増える。
  • 特定の行動を取ってもらうためには、セールストークのように順序立てた構成で多くの情報を伝える必要がある。
  • ユーザーに取ってもらいたい行動(「お問い合わせ」や「資料請求」など)に誘導するためのボタンを、1ページ内に複数配置することが多い。

他ページへのリンクが少なく、1ページで完結するのが基本

繰り返しになりますが、ランディングページの目的はユーザーに特定の行動を取ってもらうことです。

その目的を達成するためには、今読んでいるページに集中してもらう必要があり、読んでいる途中で他のページに移動されてしまってはいけないのです。

そのため、ランディングページ内に設置するリンクは、ユーザーに取ってもらいたい行動(「お問い合わせ」や「資料請求」など)に誘導するためのボタンに限定するのが基本です。

1ページで完結させ他のページへのリンクを極力省くことで、今読んでいるページに集中してもらう必要があるのです。

目を引く派手なデザインであることが多い

広告は読まれないのが基本です。
そのため、広告用のページであるランディングページは、「いかに読んでもらうか」がポイントになります。

つまり、一瞬でユーザーの興味を一瞬で引き、興味を持ったユーザーを最後まで飽きさせずに読んでもらうことが重要になります。

そのためには、何を書くかも重要ですが、「どう見せるか」も非常に重要です。

ただ文字を並べただけのページでは、すぐに離脱されてしまいます。

最初の一瞬でユーザーの心をつかみ、最後まで飽きずに読んでもらうために、写真やイラストなどの画像を使ったり、文字の色や大きさを工夫したり、派手なデザインにすることが多いのです。

また、ページ内で特に重要な部分を他の部分よりも大きく目立たせることで、ユーザーにインパクトを与え、「お問い合わせ」などの行動につながりやすくなります。

1つの商品やサービスに特化した情報だけが書かれている

幅広い情報を扱う通常のホームページとは異なり、ランディングページでは、1つの商品やサービスに特化した限定的な情報だけを掲載するのが基本です。

複数の商品の情報があると、ユーザーは迷ってしまいます。
迷えば迷うほど、ユーザーは「選択しない」という選択をする可能性が高くなります。

そのため、1つのランディングページに掲載される情報は、1つの商品のことだけに限定されていることが多いのです。

主にWeb広告からアクセスされる

インターネット上に存在するページは、さまざまな経路からアクセスされます。

具体的には、例えば次のような経路があります。

  • 検索エンジン(GoogleやYahoo!など)からのアクセス
  • Web広告(リスティング広告やディスプレイ広告など)からのアクセス
  • SNSからのアクセス

ランディングページは、そのページの構造上、検索エンジンからのアクセスは期待できないのですが、Web広告とは相性抜群です。

そのため、ランディングページはWeb広告を使ってアクセスを集めるのが基本です。

Web広告には、例えば以下のような種類があり、これらのWeb広告をクリックした先のページとしてランディングページが設定されていることが多いのです。

  • リスティング広告(Googleなどで何か検索した際の検索結果に、その検索キーワードに連動して表示される広告)
  • ディスプレイ広告(ネット記事やアプリなどの広告枠に画像や動画、テキストで表示される広告)
  • SNS広告(各種SNSで配信される広告で、主にタイムライン上でユーザーの投稿に混じって表示される)

ただし、作るランディングページによっては、検索エンジンやSNSからアクセスを集めることもあります。

目的やターゲットに合わせて、どのようにしてアクセスを集めるのかを事前に考えておきましょう。

LPの5つのメリット

ランディングページは、コンバージョン率を高めるという目的で作られます。

コンバージョンとは、ユーザーが「お問い合わせ」や「資料請求」などの特定の行動を取ってくれた状態のことをいいます。
ページを訪れたユーザーのうちコンバージョンに結びついたユーザーの割合を、コンバージョン率といいます。

ランディングページの構成やデザインは、すべてコンバージョン率を高めるという目的を果たすために作られます。
それゆえに、必然的に高いコンバージョン率が期待できることが、ランディングページの最大のメリットといえます。

ここからはもう少し具体的に、ランディングページメリットを5つ紹介します。

ページから離脱されにくい

通常のホームページは情報を網羅的に提供する必要があるため、複数のページが作られ、それぞれがリンクでつながりページ間を移動しやすい構造になっています。

ページを移動すればするほど、ユーザーはホームページ自体から離脱していきます。

一方、ランディングページは1ページで構成され、他ページへのリンクも少ないため、ページから離脱されにくい構造になっています。

その結果、ユーザーはそのページの情報に集中することができ、通常のホームページよりも具体的な行動を取ってもらいやすいのです。

理想的な順番で情報を伝えることができる

通常のホームページでは、いつどのページに移動してどういう順番で情報を得るのかが、ユーザーによってバラバラです。
そのため、必ずしも伝えたい順番で情報を伝えられるわけではありません。

しかし、縦長の1ページで構成されるランディングページでは、ユーザーは基本的に上から順にスクロールして読んでいきます。

ユーザーに問い合わせなどの特定の行動をしてもらうためには、「どういう順番で情報を伝えるか」が非常に重要です。

ランディングページでは、「こういう順番で情報を伝えれば問い合わせにつながる」という理想的な構成がある程度決まっています。

通販番組や優れた営業マンのセールストークでも、話の流れがパターン化されていると思いませんか?
ランディングページも同じです。

そのため、物を売るためには、こちらが伝えたい順番でユーザーに情報を伝えるということが非常に重要なのです。

その点で、「理想的な順番で情報を伝えられる」ことも、ランディングページの大きなメリットといえるでしょう。

デザイン性が高く、訴求力が強い

ランディングページは、

  • 一瞬でユーザーの興味を引くようなインパクトのあるメインビジュアルにする
  • 飽きずに最後まで文章を読んでもらえるようにデザインに緩急をつける
  • 文章が長くても読み疲れないように画像を多く使う

など、通常のホームページに比べて柔軟なデザインで作ることができます。

ユーザーを「お問い合わせ」などの特定の行動につなげるためには、文章構成だけでなく柔軟なデザイン性も求められます。

デザイン性の高いランディングページは訴求力が強く、ユーザーが特定の行動を取る可能性も大きく上がります。

検索順位を気にする必要が基本的にない

上述のとおり、ランディングページは主にWeb広告を使ってアクセスを集めます。

そのため、Googleなどの検索エンジンで上位表示させることを基本的に意識する必要がありません。
検索で上位表示させるためには、ユーザーの検索意図を満たす情報を網羅的に掲載しなければなりません。

しかし、検索順位を気にする必要のないランディングページでは、1つの商品やサービスに限定した情報だけを掲載すればよいのです。
その方が、ユーザーを特定の行動に誘導するためには効果的だからです。

また、Googleなどの検索エンジンは、そのページに掲載されているテキスト(文字)を読み取って、そのページの情報を解析し、上位表示させるかどうかの指標の一つとしています。

そのため、検索順位を気にする必要がないランディングページでは、極端にいえばページ内にテキストを打ち込む必要もないのです。

ランディングページでは、一瞬でユーザーの興味を引いたり飽きずに最後まで読んでもらうために、写真やイラストなどの画像を多く使う傾向があり、文字を画像で表現することも多くあります。

通常のホームページではあり得ませんが、ページ全体が画像のみで作られているランディングページもよく見かけます。

成果の分析やページの改善がしやすく、運用計画が立てやすい

ランディングページは、「いくらのコストでどれだけの成果があったか」が把握しやすく、運用計画が立てやすいことも大きなメリットです。

また、掲載する内容が限定的なため、通常のホームページに比べて成果の分析やページの改善がしやすい面もあります。

  • ページ内のこの部分で離脱する人が多いからここを修正しよう
  • この部分を別パターンのデザインにしたら反応率が上がるかもしれない
  • ターゲットの属性に合わせて別パターンのランディングページも作ってみよう

など、成果の分析や改善、ページの量産など、通常のホームページには難しい運用が比較的容易で、より高い成果につなげやすいといえるでしょう。

LPの4つのデメリット

ここまで解説したとおり、ランディングページはインターネット集客において多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
デメリットも踏まえたうえで、本当にランディングページを作るべきなのか検討しましょう。

ランディングページのデメリットを具体的に4つ説明します。

ページからの直帰率が高い

ランディングページの1番のデメリットは、直帰率が高いということです。

直帰率とは、ページにアクセスした際に最初にアクセスしたページしか見ずに離脱するユーザーの割合のことです。

1ページで構成され他ページへのリンクが少ないという特性上、必然的にランディングページの直帰率は高くなります。

リンクが「お問い合わせ」などの特定の行動につながるボタンに限定されていることが多く、そのボタンを押さないユーザーは、基本的に最初のページだけ読んで(あるいは途中で読むのをやめて)離脱するのです。

制作に費用・時間がかる

デメリットの2つ目は、制作するのに費用や時間がかかるということです。

ランディングページを制作しようとした場合、作る手段として

  • 自分で作る(自社で作る)
  • 制作会社などに外注する

という2つのパターンがあります。

自分で作る場合は比較的少額で作れますが、初心者の方が一からすべて作るとなると、それなりの時間や労力を要します。

制作会社などに外注する場合は依頼先によってピンキリですが、短期間で制作できても、高額の費用がかかることもあります。

運用に費用・時間がかかる

ランディングページは制作するだけでは意味がありません。
Web広告などを使って継続的に運用する必要があります。

Web広告を利用するには当然費用がかかります。

また、ただ広告運用するだけでなく、成果を分析し、より高い成果が出るようページを改善していく必要があります。

分析や改善に関しても、自分(自社)で行うにしろ制作会社などに外注するにしろ、それなりの費用や時間がかかってしまいます。

ランディングページは最終的に売上を上げるために作るものですが、それ以上に余計なコストがかかっては本末転倒です。

目標とする成果とかけられるコストを事前にしっかりと想定しておきましょう。

検索エンジンでの上位表示は期待できない

メリットの方で「検索順位を気にする必要がない」という点を挙げましたが、これは「検索エンジンでの上位表示は期待できない」というデメリットにもつながります。

ページ内の情報が限定的だったり、画像が多く使われたりする関係で、ランディングページがGoogleなどの検索で上位に表示されることはあまりありません。

検索によるアクセスは期待せず、Web広告からアクセスを集めるためのページと割り切りましょう。

まとめ:LPはインターネット集客においてメリットが大きい!

以上、ランディングページを作る目的とメリット・デメリットについて解説しました。

ランディングページは、ユーザーを「お問い合わせ」などの特定の行動に誘導することを目的としたWebページです。

インターネットで集客するうえでメリットが大きい、上手く活用できれば売上を大幅にアップできる可能性があります。
どんな業種であっても集客の手段として検討の余地があります。

メリットだけでなくデメリットもあるため、あなたにとって本当にランディングページが必要かどうかは検討する必要がありますが、上手く活用して売上アップにつなげましょう!

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