- これからランディングページを作ろうと思ってるんだけど…
- ランディングページとホームページって何が違うの?
- ホームページがあればランディングページは必要ない?
「ランディングページ」と「ホームページ」って、似たような言葉でわかりにくいですよね。
「何となく違うのはわかるけど、具体的に何が違うんだろう?」
といった方のために、この記事では「ランディングページとホームページの違い」について、7つの項目で比較しながら具体的に解説します。
この記事を読めば、
- ランディングページはホームページと具体的になにが違うのか
- ホームページは持っているけど、それでもランディングページは必要なのか
がわかります。
ランディングページとホームページの違いについて気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼ランディングページの作り方や制作の流れについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ホームページは、現在はWebサイト全体を指す言葉として使われる
ランディングページとホームページの違いについて説明するにあたり、まずは「ホームページ」について説明します。
実は、ホームページという言葉の定義はあいまいでとてもわかりにくい言葉なのです。
ホームページは、本来Google chromeやMicrosoft EdgeなどのWebブラウザを立ち上げた際に最初に表示されるページを指す用語でした。
そこから派生して、Webサイトのトップページ(最初のページ)のことをホームページと呼ぶようになります。
その後さらに広い意味で使われるようになり、現在は「Webサイト全体」のことをホームページと呼ばれることが一般的になっています。
つまり、ホームページはWebサイトとほぼ同じ意味として使われます。
ただし、Webサイトには、企業の情報を掲載する「コーポレートサイト」や、商品の販売ができる「ECサイト」など、さまざまな種類があります。
これから比較しようとしている「ランディングページ」も広くいえばWebサイト(≒ホームページ)に含まれます。
そのため、ここではわかりやすく、Webサイトとして代表的なコーポレートサイトのことをホームページと考えてもらっていいでしょう。
まとめると、以下のとおりになります。
本来の意味 | Webブラウザを立ち上げた際に最初に表示されるページ |
派生した意味 | Webサイトのトップページ |
現在一般的に使われる意味 | Webサイト全体(狭い意味ではコーポレートサイトのこと) |
ランディングページはユーザーを「特定の行動」に誘導することを目的とした集客用のWebページ
ランディングページは、広い意味では、検索やWeb広告などをクリックした際に最初に訪れるページ全般のことを指します。
しかし、インターネット集客においては、ユーザーを「特定の行動」に誘導することを目的とした集客用のWebページのことをいいます。
ランディングページは通常のホームページとは違った特徴があり、作る目的や構成など異なる点が多くあります。
それぞれの違いについて、6つの項目を比較しながら具体的に説明していきます。
ランディングページとホームページとの比較
ランディングページとホームページの違いを、以下のとおり表にまとめました。
まずは、両者の違いをざっくりと把握しましょう。
各項目について詳しく説明します。
目的の違い
ランディングページを作る目的は、ユーザーに「特定の行動」を起こさせることです。
特定の行動とは、具体的には「問い合わせ」「資料請求」「申し込み」「商品購入」などです。
特定の行動を起こさせることで、集客や売上アップに直接的に影響します。
一方、ホームページの目的は幅広い情報を提供することです。
会社の情報を幅広く提供することで、会社への興味関心度合いを高め、さらなる認知拡大につなげるのです。
ホームページにはさまざまな目的を持ったユーザーが訪問するので、自社に関する幅広い情報を網羅的に掲載する必要があります。
もう少し詳しく考えると、名刺やパンフレット代わり、ブランディング、人材募集、新着情報の発信などが考えられますが、大きく見ると「情報提供」がホームページの目的になります。
直接的な売上につながることは少なくても、認知を拡大し信頼を積み重ねることで、長期的に見てその会社に貢献することになります。
わかりやすくいえば、ランディングページは「インターネット上のチラシ」、ホームページは「インターネット上のパンフレット」といえるでしょう。
ターゲットの違い
ランディングページがターゲットとするのは、特定のユーザーです。
1つのランディングページで伝えるのは、基本的に1つのことだけに絞ります。
商品であれば、1つの商品だけを売るのです。
その商品を買ってもらいたいユーザーにだけピンポイントで訴求することで、商品を買ってもらえる可能性を高めることができます。
一方、ホームページがターゲットとするのは、会社に関係するすべての人です。
ホームページは情報を提供するために作られるため、その情報に関心を持ったさまざまな属性の人がページを訪れます。
そのため、既存顧客、潜在顧客、就活者、株主・投資家など、その会社に関係する幅広い層の人に向けた情報を提供する必要があるのです。
掲載内容の違い
ランディングページに掲載するのは、幅広い情報ではなく、「特定のユーザーに向けた、特定の商品・サービスに関する情報」です。
具体的には、次のような情報です。
- キャッチコピー
- 特定の商品・サービスの紹介
- 申し込みボタン
- お客様の声
- メディア実績
- よくある質問
- 導入の流れ
- 申し込みフォーム
掲載する情報を「特定の商品・サービスに関する情報」に絞ることで、より特定のユーザーに刺さり、具体的な行動(お問い合わせや資料請求など)を取ってもらいやすくなるのです。
また、ランディングページでは、何をどのように掲載するかで成果が大きく変わります。
そのため、どのような構成のページにすれば、より多くのユーザーに行動してもらえるかを考える必要があります。
▼「ランディングページの構成」については、こちらの記事も参考にしてみてください。
一方、ホームページは「幅広い関係者に向けた会社に関する網羅的な情報」を提供する必要があります。
掲載する内容としては、例えば次のようなものが考えられます。
- 会社概要、事業内容
- 商品・サービスの紹介
- お知らせ、ブログ
- 採用情報
- 問い合わせフォーム
会社の規模や事業内容、ホームページを作る目的などによっても異なりますが、基本的にはその会社に関する情報を網羅的に掲載することになります。
ページ数・構成の違い
ランディングページは、縦長の1ページで作られるのが基本で、他ページへのリンクはほとんどありません。
ランディングページの目的はユーザーに特定の行動を取ってもらうことです。
ユーザーに特定の行動を取ってもらうという目的を達成するために、今読んでいるページに集中してもらう必要があり、読んでいる途中で他のページに移動されてしまってはいけないのです。
そのため、ランディングページ内に設置するリンクは、ユーザーに取ってもらいたい行動(「お問い合わせ」や「資料請求」など)に誘導するためのボタンに限定するのが基本です。
1ページで完結させ他のページへのリンクを極力省くことで、今読んでいるページに集中してもらうことができるのです。
一方、ホームページは複数のページで構成されるのが基本で、ページ同士はリンクでつながります。
幅広い内容の情報を掲載する必要があるためページは複数に渡ります。
また、関連する情報にすぐにアクセスできるよう各ページをリンクすることで、ユーザーの利便性が高まります。
集客方法(アクセスを集める方法)の違い
ランディングページは、主にWeb広告を使ってアクセスを集めます。
Web広告とは、例えば次のようなものがあります。
- リスティング広告(Googleなどで何か検索した際の検索結果に、その検索キーワードに連動して表示される広告)
- ディスプレイ広告(ネット記事やアプリなどの広告枠に画像や動画、テキストで表示される広告)
- SNS広告(各種SNSで配信される広告で、主にタイムライン上でユーザーの投稿に混じって表示される)
これらの広告をクリックした際のアクセス先に、ランディングページを設定しておくのです。
ランディングページのアクセスを増やすためには、広告の運用方法や広告自体のデザイン、キャッチコピーなどが重要になります。
一方、ホームページは主にGoogleなどの検索エンジンからアクセスを集めます。
Google検索などで特定のキーワードで検索した際に、検索順位の上位に表示されているページほど訪れるユーザーは多くなります。
そのため、ホームページのアクセス数を増やすためには、検索順位を上げるための施策(SEO対策)などが重要になります。
制作費用の違い
制作費用については、ランディングページもホームページもピンキリです。
自分で制作するのか外注するのか、大手制作会社に依頼するのかフリーランスに依頼するのか、どのぐらいの規模のページを作るのかなどによって大きく異なります。
一般的には、ランディングページは1ページ構成が基本でシンプルな構造のため、ホームページに比べて安価に制作できることが多いです。
外注する際の費用は、10万円〜50万円程度が一般的でしょう。
ただし、ランディングページの場合は、商品・サービスごとに複数のページを作ったり、広告運用とセットに考えたりする必要があるため、トータルを見ればさらにコストがかかることもあります。
一方、ホームページは掲載内容やページ数が多く複雑な構造になるため、ランディングページに比べて高額になりやすいでしょう。
外注する際の費用は、簡単なものであれば10万円程度、ボリュームやデザイン、機能にこだわったものであれば200万円程度、場合によっては1,000万円以上することも考えられます。
まとめ:ランディングページは通常のホームページとは全く別の目的で作られる
以上、「ランディングページとホームページの違い」について、6つの項目を比較しながら解説しました。
ランディングページとホームページがなんとなく違うのはわかっていても、具体的に何がどう違うのか理解していなかった方も多いのではないでしょうか?
また、「ホームページがあるからランディングページは必要ない」と考えていた方も、ランディングページの必要性を考えるきっかけになったかもしれません。
ランディングページは集客や直接的な売上アップを目的とし、情報提供を目的とする通常のホームページとは全く別の目的で作られます。
集客の方法はもちろんランディングページだけではありませんが、ランディングページがインターネット集客において強力な手段の一つであることは間違いありません。
インターネット集客で悩んでいる方は、一度ランディングページを制作することも検討してみてくださいね!
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