- ランディングページを作りたいけど、制作費用の相場はどれぐらだろう?
- ランディングページをなるべく安く作るにはどうしたらいいんだろう?
- 複数社に見積もりを取ったけど、料金がバラバラでどの制作会社に依頼すればいいかわからない…
とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「ランディングページを作りたいけど、高額な費用がかかりそうだからやめておこう」と考える方も多いと思います。
そんな方に向けて、この記事では「ランディングページを作るのにかかる費用の相場」について制作手段別に解説します。
この記事を読めば、自社の予算に適したランディングページの制作手段がわかります。
ランディングページの制作費用の相場が知りたい方や制作費用を抑えたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
▼ランディングページの作り方や制作の流れについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
制作費用は作り方や外注先によってピンキリ
ランディングページの制作費用は、制作手段・外注先・依頼内容などによって大きく異なります。
まずは、制作方法や外注先によってなぜ費用が違うのかを理解しましょう。
そのうえで、ランディングページ制作においてあなたが何を優先したいのかを考え、あなたにとって最適な方法でランディングページを作ることが大切です。
制作手段別の費用相場の比較
まずは、制作手段別の費用の相場を表にまとめました。
外注する場合、すべての作業を依頼するのか一部の作業を自社で行うのかによって、費用は大きく変わってきます。
また、実際にランディングページを運用する際は、Web広告を使って運用する場合がほとんどです。
広告運用もまとめて依頼する場合以外は、予算に応じた広告費用もかかるということを念頭に置いておきましょう。
それでは、制作手段ごとの特徴について、もう少し詳しく説明します。
自社で制作
費用(目安)
- 制作費:〜5万円程度
- 維持費:月額〜5,000円程度(年額〜6万円程度)
特徴
- 低コストで制作・運用することができる。
- LP作成ツールやテンプレートを使用することで、デザインやコーディングをせずに制作することも可能。
- 外注する場合に比べてクオリティは低くなりやすい。
- 広告運用やデータ分析も自社で行うか、広告代理店などに依頼するか検討する必要がある。
こんな人にオススメ
- なるべく低コストでランディングページを作りたい。
- ランディングページやインターネット集客に詳しい人が自社にいる。
- 自社で行える業務はなるべく自社で行いたい。
外注(フリーランス・小規模制作会社)
費用(目安)
- 制作費:5万円〜30万円程度
- 維持費:月額5,000円〜5万円程度(年額6万円〜60万円程度)
特徴
- 比較的短期間で制作してもらえる。
- 依頼できる業務が限定されている。(特に原稿は依頼者側で作成しなければならない場合が多い。)
- デザインはテンプレートを使う場合が多い。
- 修正や改善を依頼する場合は、その都度費用が発生することがある。
- 運用・改善のサポートや広告運用までは行ってもらえないことも多く、その場合は広告運用やデータ分析は自社で行うか広告代理店などに依頼することになる。
こんな人にオススメ
- 早くランディングページを作りたい。
- ある程度コストを抑えたい。
- デザインなどもある程度こだわりたい。
- デザイン作成とコーディングのみなど、ピンポイントで作業を依頼したい。
外注(中規模〜大手制作会社)
費用(目安)
- 制作費:30万円〜100万円程度
- 維持費:月額2万円〜10万円程度(年額24万円〜120万円程度)
特徴
- ランディングページの制作運用まですべて一括して依頼できる場合がある。
- 広告運用も合わせて依頼できる場合がある。
- オリジナルで本格的なデザインを作成してもらえる場合が多い。
- サポートやコンサルティングなども依頼できる場合も多く、制作後も安心。
- 初期費用・維持費ともに高額になりやすい。
- 依頼する作業範囲によって費用が大きく異なる。
こんな人にオススメ
- ランディングページの制作から運用や改善までまとめて依頼したい。
- より成果の出るランディングページを作りたい。
- ノウハウや実績が豊富な制作会社に依頼したい。
制作費用に影響する要素
ランディングページは同じ制作会社に依頼する場合であっても、プランがいくつか分かれていたり、依頼条件によって金額が大きく異なったりします。
費用の違いに影響する要素として、
- 作業範囲
- 文章の長さやページのボリューム
- 制作期間
- 納品形式
などが考えられます。
特に「作業範囲」による影響が最も大きく、どこまでの作業を依頼するのかによって金額は大きく変動します。
外注する作業が多いほど費用は大きくなります。
すべての作業を外注すると、数百万円以上の費用が生じることも少なくありません。
なるべく低コストでランディングページを作りたい場合は、自社でできる作業はないか、妥協できる要素は何かを検討するようにしましょう。
制作を外注する場合の費用に影響する要素について、それぞれ簡単に説明しますので、見積もりを取る場合などに参考にしてみてください。
作業範囲
競合調査・市場分析・戦略設計
競合調査・市場分析などを行い、目的やターゲットの設定など、どのような方向性で制作するのか戦略を立てる工程です。
ランディングページは実際に制作し始める前に、まず戦略を立てることが重要です。
フリーランスや小規模制作会社に外注する場合は、この工程は依頼者側で行わなければならないことがほとんどです。
中規模以上の制作会社に外注する場合は、この工程が含まれているのかを確認しておくといいでしょう。
構成の作成
掲載する情報の内容や順番、使用する素材などを決定する工程です。
「何をどういう順番で伝えるか」は、ランディングページにおいてとても重要な要素です。
原稿自体は依頼者側で作成する場合であっても、構成案は制作会社側で作成してもらえる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
原稿の作成
作成した構成にもとづいて、実際に原稿(文章)を作成する工程です。
キャッチコピーや各パート内の文章、ユーザーを申し込みボタンに誘導するための文章など、ランディングページでは多くの文章を作成しなければなりません。
フリーランスなどに依頼する場合、依頼者側で原稿を用意しなければならないことも多くあります。
依頼できる場合は、オプション(別料金)であることが多く、全体の制作費用に大きく影響する工程です。
画像素材の用意・撮影
ランディングページ内で使う画像素材を用意したり、写真・動画を撮影する工程です。
ランディングページは文章だけでなく、写真やイラスト、場合によっては動画も使用します。
撮影した写真や動画を使うこともあれば、素材サイトから有料または無料でダウンロードした画像などを使うこともあります。
- 撮影を自社で行うか外注するか
- 画像素材を自社で用意するか外注するか
- 無料素材を使うか有料素材を使うか
などによって費用が大きく変わります。
自社でできる範囲や、どこまでこだわった素材を用意するかを検討しましょう。
デザインの作成
作成した原稿と用意した素材をもとに、デザインを作成する工程です。
デザイン作成は、ランディングページの見た目を作る作業で、非常に重要な工程です。
デザインをしっかりと作り込むことで、ユーザーにインパクトを与えたり、視線を誘導したりすることができ、申し込みボタンにスムーズに誘導できるようになります。
あらかじめ用意されたデザインテンプレートを使うのか、オリジナルのデザインを一から作成するのかによっても費用は大きく変わります。
コーディング・公開
デザインできたページを、Webブラウザ(Google Chromeなど)で閲覧できるようにする工程です。
ランディングページは通常のホームページに比べてシンプルな構造になることが多いですが、デザインの内容によっては高度なコーディング技術が必要になり、その分費用が高くなることもあります。
フリーランスや小規模制作会社の場合は、LP作成ツールやWordPressのテンプレートを使用してランディングページを制作することもあります。
その場合は、コーディングを(ほとんど)行わずに制作することになるため、その分費用が安く設定されていることが多いでしょう。
レスポンシブ対応(スマホ対応)・ブラウザ対応
レスポンシブ対応とは、パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末に合わせてにランディングページの表示を最適化することです。
また、ブラウザ対応とは、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどの標準的なWebブラウザの他に、Internet Explorerなど特殊なブラウザでもきちんと表示できるようにすることです。
これらの対応は別料金になることもあるので、事前に確認しておきましょう。
各種機能の実装
ランディングページでは、ただ文字や画像を表示させるだけでなく、さまざまな機能を実装することができます。
代表的なものとしては「入力フォーム」で、名前やメールアドレスなど必要項目を入力・送信できる機能です。
入力フォームの実装は基本料金に組み込まれていることも多いでしょう。
そのほかには、商品の購入・決済ができる「カート機能」などがあります。
追加する機能が増えると費用も高額になるので、機能は本当に必要なものだけに絞って導入しましょう。
ページの維持・更新・修正
ランディングページは初期費用だけでなく、維持費もかかります。
最低限必要になるサーバー・ドメイン費用を、どちらが負担するのかは必ず確認しておかなければなりません。
また、ランディングページ完成後に修正に必要が生じた際の修正費用がかかる場合もあります。
基本料金に含まれている場合や、修正回数の上限が決まっている場合など、対応方法は制作会社によって異なるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
広告運用・改善サポート
ランディングページは制作するだけでは意味がなく、より多くのユーザーにアクセスしてもらい、より多くのユーザーに申し込みしてもらう必要があります。
- Web広告を出稿し、効果を測定する
- 測定した結果を分析し、改善点を洗い出す
- ページの改善を行い、再度検証する
これらの工程を繰り返すことで、成果をより高めていくことが大切です。
制作会社によっては、これらもまとめて依頼できる場合もあります。
ただし、費用に大きく影響する部分ですので、しっかりと検討しましょう。
文章の長さやページのボリューム
同じ作業内容を依頼する場合であっても、掲載する文章の長さ、使用する画像や動画の数、伝える情報の数、ページの長さや数なども費用に影響します。
ランディングページでは、ユーザーの感情を動かすために文章やページが長くなる傾向にあります。
ただし、単に長ければ長いほどいいというものではありません。
適切な文章量を判断するのは難しいですが、費用が変動する場合は本当にそのボリュームが必要なのかしっかりと検討しましょう。
制作期間
ランディングページの制作期間は、依頼内容などによって異なりますが、1ヶ月程度が目安です。
簡単なものだと1週間程度、しっかりと作り込んだものであれば3ヶ月程度かかることもあります。
当然、同じ作業内容であっても、短期間の納期で依頼する場合は費用が高くなることがあります。
ランディングページ制作を検討している場合は、余裕をもったスケジュールを組むことが大切です。
納品形式
- ランディングページのデータだけを納品してもらい、サーバーへのアップロードは自社で行うのか
- サーバーへのアップロードなども含めて依頼するのか
によっても費用は変わります。
サーバーやドメインを自社で管理している場合は、自社でページの公開作業を行うことでコストを下げることができます。
また、たとえば、ランディングページデザインのデータをPhotoshopやillustratorの形式で納品してもらう場合などは、別途費用がかかる場合がほとんどです。
希望する場合は事前に確認しておきましょう。
まとめ:LPの制作費用を見積もる際は何を優先するかを考える
以上、「ランディングページを作るのにかかる費用の相場と、制作費用に影響する要素」について解説しました。
「ランディングページを作りたいけど、どれぐらいの費用がかかるかわからない」と不安に感じる方も多いと思います。
記事内で説明したとおり、制作費用は制作手段・外注先・依頼内容などによってまったく異なります。
ほぼ無料で制作できる場合もあれば、数百万円以上かけて制作する場合もあります。
大切なのは、ランディングページ制作においてあなたが何を優先するのかを考えることです。
自社の予算と照らし合わせて外注化する範囲を決めるなど、あなたにとって最適な方法でランディングページを作る方法を検討しましょう。
そのために、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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