売れるLPのキャッチコピーとは?作り方の3つのポイントと具体的な9つの表現方法

売れるLPのキャッチコピー3つのポイントと具体的な9つの表現方法
  • ランディングページを作ろうと思っているけど、キャッチコピーが作れなくて制作が進まない…
  • 作ったキャッチコピーがいまいちパッとしない…
  • キャッチコピーって、そもそもどういうものなの?

とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

キャッチコピーは、ランディングページにおいて最も重要な要素のひとつです。
キャッチコピーの出来によってランディングページの反応が大きく変わることがあります。

そこでこの記事では、「キャッチコピーを作るうえで押さえておくべきポイントと表現方法」について解説します。

この記事を読むと、魅力的なキャッチコピーが作れるようになり、ランディングページの反応率アップにつながるでしょう。

初心者の方にもわかるように解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

▼ランディングページの作り方や制作の流れについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

目次

キャッチコピーとは、訴求内容をわかりやすく魅力的に表現した言葉のこと

そもそもキャッチコピーとは、何なのでしょうか?

キャッチコピーは、「訴求内容を端的でわかりやすく表現した言葉」のことといえます。

訴求とは、商品を売るためにユーザーの欲求に訴えかけることです。

商品を売るための提案を端的で魅力的に表現し、優れたキャッチコピーを作ることができれば、より強くユーザーの欲求に訴えかけることができるのです。

LPにおけるキャッチコピーの役割は、ユーザーの心を一瞬でつかむこと

ランディングページを訪れたユーザーは、自分にとって必要なページかどうかを3秒以内に判断するといわれています。
つまり、ランディングページでは、3秒以内にユーザーの心をつかまなければなりません。

そのために重要になるのが、「キャッチコピー」です。

ランディングページを訪れたユーザーが最初に見る部分に、興味を引くキャッチコピーを表示することで、ユーザーは続きを読みたくなります。

「ユーザーの心を一瞬でつかんで続きが気になる状態にする」ことがキャッチコピーの役割なのです。

ユーザーは広告の文章を、「読まない」「信じない」「行動しない」のが基本です。
まずは、ユーザーの興味を引きつけるキャッチコピーで、「読まない」の壁を突破しましょう。

とはいえ、興味を引きつけるキャッチコピーがなかなか作れないという方も多いと思います。

そこで、ここからはキャッチコピーを作るうえで押さえておくべき3つのポイントと、9つの表現方法を具体的に紹介します。

キャッチコピーを作るうえで押さえておくべき3つのポイント

キャッチコピーを作るうえで、必ず押さえておきたい重要なポイントがあります。

それは、次の3つです。

  1. ターゲットを明確にする
  2. ターゲットに合わせた訴求をする
  3. ムダな言葉を省いてわかりやすくする

各ステップについて、具体的に説明します。

ターゲットを明確にする

キャッチコピーは「訴求内容を端的でわかりやすく表現した言葉」のことであると述べました。

どんな訴求内容にするかを決めるにあたって、まずはあなたが売る商品の「ターゲット」を明確にすることが重要です。

ターゲットとは、「あなたの商品を誰に買ってもらいたいか」です。

ターゲットは、商品に対する欲求や需要によって、大きく次の3つのタイプに分かれます。

  1. 問題解決タイプ(今すぐ客)
  2. 検討タイプ(そのうち客)
  3. 潜在需要タイプ(まだまだ客)

まずは、あなたがターゲットとする人はどのタイプに当てはまるかを考えましょう。

タイプを想定したうえで、ターゲットをより明確にするために、ターゲット像を「たった一人の人物」まで絞り込みましょう。

ターゲットとなるたった一人の人物像を、「ペルソナ」といいます。

年齢・性別だけでなく、名前・居住地・家族構成・職業・収入・一日の生活スケジュール・悩んでいること・将来の目標など、その人の内面までなるべく詳細な人物像を設定するのがポイントです。

なるべく詳細に設定しておくことで、ターゲットにより刺さりやすいキャッチコピーを作ることができます。

▼「ターゲット・ペルソナ」については、こちらの記事も参考にしてみてください。

ターゲットに合わせた訴求をする

ターゲットが明確になれば、ターゲットに合わせた訴求を検討しましょう。

訴求とは、商品を売るためにユーザーの欲求に訴えかけることです。

ターゲットにもよりますが、基本的にお客さんはベネフィットを求めています。

ベネフィットとは、「商品を購入することで得られる、お客さんにとっての嬉しい未来」のことです。

多くの場合、お客さんは商品自体がほしいわけではありません。
「商品を購入することで得られる嬉しい未来」がほしくて商品を購入するのです。

例えば、商品がイヤホンの場合、

  • ワイヤレスイヤホン→ケーブルが絡まる心配がなく、持ち運びが便利→ストレスが減って生活の快適度が上がる
  • ノイズキャンセリング機能→騒がしい場所でも外の音を遮断できる→電車やカフェでも、自分の世界に没入できる
  • 高性能なマイク付き→Web会議で自分の声を通話相手にクリアに届けることができる→信頼を得られ、仕事の評価が上がる

といったように、その商品を購入することでお客さんにとってどんな嬉しい未来が待っているのかを具体的に考えましょう。

嬉しい未来を強く訴求するキャッチコピーは、ユーザーの心により刺さります。

一方、ベネフィットというより、商品そのものをユーザーが求めている場合もあります。

例えば先ほどのイヤホンの例でいうと、「AB-123」のように商品名や型番で検索するユーザーは、すでに買うものが決まっていて、どのショップから買うか検討している段階です。

その場合は、商品名や価格などを訴求するキャッチコピーの方が効果的であることが考えられます。

商品の価格・ポイント還元・付属品のプレゼントなど、「あなたの求める商品がこんなに素晴らしい条件で手に入ります!」という点を訴求するのがいいでしょう。

ユーザーの欲求を明らかにするためには、ステップ1で解説したように、ターゲットとなる人物像をより詳細に設定しておくことが重要です。

あなたが想定するターゲットが何を求めているのかを明確にし、それが伝わるキャッチコピーを作ることで、ユーザーの心をより引きつけられるようになります。

ムダな言葉を省いてわかりやすく

前述のとおり、ランディングページでは3秒以内にユーザーの心をつかまなければなりません。

そのためには、キャッチコピーは簡潔でわかりやすい言葉であることが重要です。

どんなにすばらしいベネフィットに訴求するような文章であっても、ダラダラと長く書かれていては、それだけで読む気がなくなってしまいます。

  • 長文は分割する
  • 意味が重複する言葉は削除する
  • ムダな言葉や言い回しは省いて簡潔にする

といった点を意識し、意味が伝わるギリギリまで表現をスッキリさせましょう。

ページを見た瞬間に、意味が理解でき、心を引かれ、続きが読みたくなるようなキャッチコピーを目指しましょう。

キャッチコピーの9つの表現方法

ここからはもう少し具体的に、キャッチコピーをどのように表現すればいいのか、9つの表現方法を紹介します。

これらの表現方法をすべて使う必要はありませんが、キャッチコピーの表現に悩んだ際は参考にしてみてください。

ターゲットに呼びかける

キャッチコピーの書き始めは、想定したターゲットとなる人物に呼びかける表現が使われることが多くあります。

例えば…
  • 〇〇のあなたへ
  • 〇〇でお困りの方に
  • 〇〇でお悩みの整体院経営者の方へ
  • 〇〇第一中学生のお母さまへ

呼びかけられることで、読者はそのランディングページが自分のためのものであると感じやすいのです。

呼びかける際のポイントは、ターゲットをより絞り込むということです。

単に「〇〇の方」という表現でもいいのですが、「あなた」と二人称で呼びかけたり、「整体院経営者」や「〇〇第一中学生のお母さま」のようにターゲット像を明確にした言葉で呼びかけると、読者はより自分ごととして捉えてくれるでしょう。

ベネフィットを具体的に語る

上述のとおり、基本的にお客さんはベネフィットを求めています。

そのため、キャッチコピーではベネフィットを語ることが重要なのですが、具体的なベネフィットほどユーザーはより魅力的に感じてくれます。

例えば…
  • 騒がしい場所でも⇒電車やカフェでも
  • 肩こりを改善⇒慢性的に続くひどい肩こりを根本から改善
  • 英語が話せるようになる⇒英語で日常会話ができる

具体的な表現であるほど、ユーザーは未来の自分を想像しやすくなり、ベネフィットを感じやすくなります。

また、具体的に語る手段として、次に紹介する「数字を使う」という方法も併せて使うとより効果的です。

数字を使う

キャッチコピーを作るうえで非常に効果的な表現方法は、「数字を使う」ということです。

例えば…
  • 売上が大幅アップ⇒売上が2.4倍アップ、売上が240%アップ
  • 満足度が非常に高い⇒満足度94%、100人中94人が満足
  • 短期間で習得できる⇒たった3ヶ月で習得できる、たった90日で習得できる
  • とても売れている⇒1日3000個売り上げる、30秒に1個売れている

数字を使うことで、伝えたいことの意味や価値が一瞬で伝わります。

また、数字を使う際は、同じ意味であっても、価値がより伝わりやすい表現や魅力的に感じる表現にできないかを考えましょう。

上記の例でいえば、「満足度94%」と「100人中94人が満足」、「1日3000個売り上げる」と「30秒に1個売れている」、どちらの表現が魅力的に感じるでしょうか?

あなたの商品やターゲットに合わせて決めたり、両方のパターンを試してみて反応のいい方を採用したりするといいでしょう。

実績・結果を示す

あなた自身やあなたの商品にすばらしい実績があったり、あなたの商品を使ったユーザーがすばらしい結果を残したりしている場合は、それらをキャッチコピーで打ち出すと効果的です。

例えば…
  • これまで5,000人以上の患者様の症状を改善
  • 受講生の96%が成功している
  • この集客セミナーを受講して売上が昨年の2倍になりました!(美容院経営 山本)

実績や結果を見せることで、より信頼を得られ、情報により価値を感じてもらいやすくなります。

上の3つ目の例のように、「お客様の声」をそのまま載せるのも共感が得られていいでしょう。

また、ダイエットのビフォーアフターのように、文字だけでなく画像も使って表現するとより効果的なこともあります。

権威性・社会的証明を示す

あなたの商品の価値を信頼してもらうためには、権威性や社会的証明を示すのも効果的です。

例えば…
  • 医師も推薦する
  • テレビ番組で紹介された
  • 〇〇ランキング1位
  • 〇〇賞受賞

第三者の客観的な意見は、情報の信頼度を高めてくれます。

メディア出演・有名人や権威者の推薦・第三者機関からの認定・ランキング・受賞歴など、客観的に提示できる権威があれば、積極的に提示しましょう。

簡単さ・お手軽さを訴える

人は基本的に面倒くさがりです。
そのため、「カンタン」「すぐに」「誰でもできる」といわれると魅力を感じます。

例えば…
  • 1日たった5分!超カンタンなダイエット
  • 愛用者の87%が「すぐに効果があった」と実感
  • 国語の成績が1だった私でも、売れるセールスレターが書けるように!

お悩み解決系・ダイエット系・勉強系・お金儲け系など、解決するのが困難で面倒なものほど、キャッチコピーで簡単さやお手軽さを訴えると効果的です。

ただし、「カンタン」「すぐに」「誰でもできる」といった表現は、やりすぎると誇大広告の印象が強くなります。
一度悪い印象が付くと、読者はすぐに離脱してしまいます。

こういった表現を使用する場合は、過剰な表現にならないように注意しましょう。
客観的な証拠を一緒に見せることで、信頼を得やすくなります。

五感に訴える

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感に訴える表現を使うことで、ユーザーは嬉しい未来をよりリアルに感じることができます。

五感に訴える表現法は、特にグルメ系や美容系の商品でよく使われます。

例えば…
  • 濃厚な肉汁が、口いっぱいにジュワ〜っと広がる!
  • ぷるるんと潤い輝く、もっちりピーンとした、お肌をキュッと引き上げる
  • 空席だらけだったラーメン屋が1か月後…店の前に90分待ちの大行列ができるほどの人気店に!

また、オノマトペ(擬音語・擬態語など)を使うことで、五感をより強く刺激することができます。

お得感を訴える

キャンペーンや無料オファーを実施する際は、お得感を大きく打ち出すキャッチコピーが有効です。

例えば…
  • 通常49,800円→今だけ29,800円!
  • 通常3,000円の商品を初回限定無料でご提供!
  • 大決算売り尽くしセール!
  • 超豪華特典プレゼント

お得感を訴える表現はユーザーの心を動かすのに効果的ですが、表現方法を間違えると法律違反になる恐れもあります。
必ず景品表示法を遵守し、優良誤認表示や有利誤認表示などに該当しないように注意してください。

限定する

「お得感を訴える」表現とよく一緒に使われるのが、「限定する」表現です。

例えば…
  • 期間限定(3日間限定)、数量限定(50個限定)、人数限定(10名様限定)
  • 会員限定、〇〇プランの方限定
  • アンケートにお答えいただいた方限定

「期間限定」「数量限定」「人数限定」といわれると、ユーザーは「今ここで申し込まないと損をする」という感情になるため、申し込み率が高くなります。

ただし、期間・数量・人数などは具体的な数字がないと、信用しもらえないばかりか場合によっては景品表示法にも触れかねないため、具体的な数字はセットで明記しておくのがいいでしょう。

まとめ:売れるLPを作るには、時間をかけてでも魅力的なキャッチコピーを作ることが大事

以上、「キャッチコピーを作るうえで押さえておくべきポイントと表現方法」について、具体例を交えながら解説しました。

優れたキャッチコピーを作ることができれば、より強くユーザーの欲求に訴えかけることができます。
その結果、お問い合わせや商品購入など、ランディングページであなたがユーザーに求める行動を取ってもらえる可能性が高まります。

しかし、魅力的なキャッチコピーは、普段作り慣れていない方からすると難しい作業です。

1回で完璧なキャッチコピーを作ろうとせず、最初はなるべくたくさんのキャッチコピーを作ってみてみるといいでしょう。

後日それらを見返し、いいものを選んだり組み合わせたり改善したりすることで、だんだんと魅力的なキャッチコピーになっていきます。

ランディングページにおいて、キャッチコピーは非常に重要な役割を果たします。
売れるランディングページを作るためには、じっくりと時間をかけてでも、より魅力的なキャッチコピーを作ることが不可欠です。

キャッチコピーを作るうえで、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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