個人事業主の方や、中小企業の担当者の方がホームページを作りたいと思ったとき、
- 「ホームページを作りたいけど、何から始めればいいか分からない」
- 「ホームページを作るために何が必要なの?」
- 「ホームページってそもそもどういう仕組みなの?」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
ホームページを作るといってもその作り方は様々なのですが、どのように作る場合であっても共通して必要なことや準備するものがあります。
まずはホームページの仕組みについて簡単に理解しておくことで、今後のホームページ作成がスムーズに進むと思います。
この記事では、ホームページを作るにあたって最低限必要な基礎知識や、ホームページを作るために必要なものについて、分かりやすく簡潔に説明します。
- ここでいう「ホームページ」は「Webサイト」のことを意味しています。この2つの言葉の定義は厳密にいえば異なりますが、ここでは分かりやすいように「ホームページ」=「Webサイト」として扱っています。
ホームページの仕組みを知ろう
ホームページの仕組みを理解するためには、「サーバー」と「ドメイン」について知っておく必要があります。
サーバーはホームページに必要なデータを保管しておく場所、ドメインはインターネット上の住所のようなものです。
聞きなじみのない方にとっては少し難しいと思いますので、お店を出店することをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
例えば、商業ビルのテナントにカフェを出店することを考えてみましょう。
お店を出店するには、まず建物やテナントが必要です。
この建物やテナントに当たる部分が「サーバー」です。
そして、建物やテナントには住所があり、その住所に当たる部分が「ドメイン」です。
(ただし、ドメインは住所と違って自動で与えられるものではなく、自分で取得する必要があります。)
住所が分からないとお客さんはお店に来ることができません。
その後、テナントの中にキッチンやテーブルなどカフェ経営に必要な備品を搬入します。
この備品に当たるのが「ファイル」です。
そこでオープンしたお店自体に当たるのが「ホームページ」という訳です。
つまり、サーバーに必要なファイルを入れることでホームページが作られ、ドメインを指定することでそのホームページにアクセスできるのです。
サーバーは「レンタルサーバー」を使おう
サーバーにはいくつか種類があります。
- 自社サーバー
- レンタルサーバー
- 共有サーバー
- 専用サーバー
それぞれの詳細な説明は割愛しますが、サーバーは自社で用意する自社サーバーと、レンタルするレンタルサーバーに分かれます。
そしてレンタルサーバーの中でも、複数人で共有する共有サーバーと、特定のユーザーが専用で使う専用サーバーがあります。
個人や中小企業がホームページを作る場合、コスト面や煩雑さを考えると基本的に「レンタルサーバー」の中の「共有サーバー」を選択すればよいでしょう。
サーバーをレンタルして複数人で共有して使うので、ちょうど商業ビルのテナント1つを借りてカフェを出店するイメージに近いと思います。
ドメインは「独自ドメイン」を使おう
ドメインは、インターネット上の住所のようなものです。
例えばこの記事のURLは、「https://you-g-design.com/hp-kiso」となっていますよね?
その中の「you-g-design.com」の部分にあたるのがドメインです。
ドメインとサーバーを紐づけることにより、URLを入力するとサーバー上にあるホームページが見られるようになるのです。
ドメインは大きく、「独自ドメイン」と「共有ドメイン」に分けられます。
- 独自ドメイン(例:○○○.com)
- 共有ドメイン(例:〇〇〇.△△△.com)
独自ドメインであれば、〇〇〇に当たる部分は自分で決められます。
共有ドメインの場合は、〇〇〇の部分は自分で決められますが、あらかじめ決められた△△△の部分は変更することができません。
個人レベルのホームページであれば共有ドメインでも問題ありませんが、ホームページを商用利用されるのであれば、信用度などの面から断然独自ドメインにすることをオススメします。
ホームページを作成しよう
ホームページの作成に当たって、サーバーとドメインが必要ということはご理解いただけたかと思います。
では、サーバーとドメインは実際にどうやって取得・利用すればいいのでしょうか。
レンタルサーバーとドメインを契約しよう
サーバーもドメインも、いろいろな会社がサービスを提供しています。
サーバーとドメインをセットで提供しているサービスや、中にはホームページ作成まで一緒に行えるサービスもあります。
それらを契約することで、サーバーとドメインを使えるようになります。
サーバーは簡易的なホームページであれば無料のでも作成できますが、入れられるデータ容量も少なく使いにくいため、有料のレンタルサーバーの利用をおすすめします。
有料のレンタルサーバーでも年間10,000~20,000円程度、ドメインは安いものだと年間1,300円ほどで維持できます。
どこのサーバーを選んでいいか分からない方には、「エックスサーバー」をオススメします。
ドメインもセットで取得できますし、初心者の方にも使いやすいサーバーです。
当サイトもエックスサーバーを利用しています。
実際にホームページを作ろう
サーバーとドメインが用意できたら、いよいよホームページを作ることができます。
ホームページを作るといっても、その作成方法は様々です。
それぞれメリット・デメリットがありますので、具体的には次回以降の記事で解説します。
まとめ
今回は、ホームページを作るために必要な基礎知識について解説しました。
- ホームページを作るためには、サーバーとドメインが必要
- サーバーは有料のレンタルサーバーを利用しよう
- ドメインは独自ドメインを利用しよう
ホームページの仕組みについて、ここまでの基礎知識を覚えておけば、個人事業主の方や中小企業がホームページを作るにあたっては十分でしょう。
あとは実際にどのようにしてホームページを作っていくか、次回以降の記事で解説していきます。
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