LP（ランディングページ）制作を外注する際のポイント｜外注先を選ぶ基準や費用の相場も解説

と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか？

ランディングページは、LP作成ツールなどを使うことで初心者の方でも作れるようになってきていますが、外注してプロに作ってもらいたいという場合もあると思います。

そこで、この記事では「ランディングページ制作を外注する際のポイント」について解説します。

この記事を読むと、制作を外注する際に、自社に最適な制作会社を選べるようになり、よりスムーズにランディングページを作れるようになります。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

▼ランディングページの作り方や制作の流れについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

LPの制作方法

ランディングページを作ろうと思ったとき、その方法は、

• 自分（自社）で作る
• 制作を外注する

のいずれかになります。

自分（自社）で作る

ランディングページを自分（自社）で作る場合は、

といった方法があります。

制作を外注する

ランディングページの制作を外注する場合は、外注先として、

などがあります。

外注するメリット

質が高く成果の出るLPを作れる

最近はLP作成ツールやテンプレートの質がかなり高く、スキルや知識があまりなくても簡単にランディングページが作れるようになってきています。

とはいえ、やはりプロが作るランディングページはクオリティが高く、成果も出やすいといえるでしょう。

ユーザー心理にのっとった最適な文章構成や目を引くデザインで訴求力を高め、結果としてコンバージョン率の高いランディングページを作ることができます。

自社で時間や手間をかけなくて済む

ランディングページを作るには、多くの時間や手間がかかります。

これまで一度も自分（自社）で作ったことがない場合や、Web制作に詳しい担当者がいない場合はなおさらです。

どこまでの作業を依頼するかにもよりますが、外注することで時間や手間をかけずにランディングページを作ることができます。

広告運用やSEO対策なども依頼できる場合が多い

ランディングページは作っただけでは意味がなく、アクセスを集める必要があります。

ランディングページは、主にWeb広告を使ってアクセスを集めます。

広告運用も知識がないとなかなか難しいですが、制作会社は多くの場合、ランディングページの制作だけでなく、広告運用まであわせて依頼できます。

また、ページをGoogleなどの検索エンジンで上位表示させたい場合、上位表示させるためのSEO対策も依頼できる場合もあります。

どのようにページにアクセスを集めるのかをあらかじめ考えておき、集客方法に応じた対応のできる外注先を選ぶことも大切です。

LPの分析や改善も依頼できる場合が多い

ランディングページは、運用を始めたあと、より成果を高めるために分析を行い、ページを改善していくことも必要です。

それらの作業も、知識がなければ、どうやって分析してどこを改善すればいいかわからないと思います。

制作会社に外注する場合、分析や改善まであわせて依頼できる場合もありますので、一度相談してみるといいでしょう。

外注するデメリット

コストがかかる

外注する一番のデメリットは、コストがかかることです。

費用は外注先や依頼内容によって大きく変わりますが、場合によっては100万円以上かかることもあります。（外注費用の相場については後述します。）

ランディングページの制作時だけではなく、広告運用や分析・改善などを外注する場合にはそのランニングコストもかかるという点も理解しておきましょう。

業界や商品への理解が乏しい状態で制作される場合がある

外注先の制作会社やWebデザイナーは、ランディングページ制作のプロではありますが、特定の業界や特定の商品・サービスについての知識は十分とはいえません。

特に自社の業界や商品のことは自社が一番よく理解しているはずです。

業界のリサーチを行い、自社商品のことをしっかりと理解してくれる制作会社を選ぶことが理想的です。

担当者とのコミュニケーションに時間や手間がかかる

外注すると、ランディングページの制作自体はする必要はなくなりますが、外注先の担当者との連絡のやりとりには意外と時間を取られてしまいます。

その結果、ランディングページの制作が思うように進まず、運用までに時間がかかってしまうこともあります。

自社にWeb制作に詳しい人がいる場合は、自社で作った方がスピーディに制作や運用ができるということもあるでしょう。

外注費用の相場

ランディングページの制作を外注する際の費用は、外注先や依頼内容によって大きく変わります。

外注先別の費用の相場は、以下のとおりです。

制作手段	制作費用（目安）	主な費用内訳・作業内容
フリーランス （個人事業主）	5万円〜30万円程度	デザイン作成（テンプレート使用） コーディング
中・小規模制作会社	10万円〜50万円程度	構成案作成 デザイン作成（オリジナルデザイン） コーディング デザインの修正・コンテンツの更新
大手制作会社	30万円〜100万円程度	競合調査・市場分析・戦略設計 構成・原稿作成 デザイン作成（オリジナルデザイン） コーディング デザインの修正・コンテンツの更新 運用・改善サポート 広告運用・データ分析

費用や作業内容はあくまで目安ですが、大手になるほどさまざまな依頼に対応してもらえます。
しかし、その分費用が高額になる傾向があります。

外注先を選ぶ際の5つの基準

LPの制作を依頼できる制作会社は、国内に数えきれないくらいあります。

実際に依頼する場合、どのような基準で外注先を選べばいいのでしょうか。

外注先を選ぶ際に基準となる5つのポイントを紹介します。

実績

1つ目は「実績」です。

制作会社の多くは、制作実績や導入事例などを掲載しています。

実績が豊富な制作会社は、それだけノウハウがたまっており、クオリティの高いランディングページを作ってもらえる可能性が高くなります。

また、その制作会社が実際に制作したランディングページを確認することで、あなたがイメージしているデザインとマッチするか事前に判断することができます。

自社商品・サービスとの相性

2つ目は、「自社商品・サービスとの相性」です。

制作会社によって、得意としている分野や業種は異なります。

デザイン性が優れていると思っていた制作会社であっても、ある分野でのランディングページ制作の経験がないという場合もあります。

実績の中でも、自社と同じような業界の実績があるかを確認しておくことが重要です。

価格

3つ目は、「価格」です。

制作会社を選ぶ基準として、やはり価格は大事な要素になるでしょう。

上述したように、ランディングページの制作費用は5万円程度〜100万円以上と、制作会社によってピンキリです。

どれだけ実績が豊富でクオリティの高いランディングページを作れても、自社の予算を大幅にオーバーしてしまうようであれば依頼することはできません。

制作にかかる費用は、主に初期費用（基本料金＋オプション料金）と維持費（管理費、運用費など）にわかれます。

どこまでの作業を依頼する必要があるのかを考え、予算にあった制作をしてもらえる制作会社を選ぶようにしましょう。

作業範囲

4つ目は、「作業範囲」です。

制作会社によって、依頼できる作業の内容が異なります。

一般的に制作会社の規模が大きくなるほど、依頼できる作業範囲は広くなります。

特に、個人のWebデザイナーや小規模な制作会社では、

• 構成・原稿作成
• 広告運用
• ランディングページの分析・改善

などは対応してもらえない場合もあります。

デザイン作成やコーディングしてもらうだけでいいのか、その他の作業も依頼したいのか事前に決めておき、希望する作業を対応してもらえるか確認するようにしましょう。

コミュニケーション

5つ目は、「コミュニケーション」です。

制作会社を選ぶ基準として忘れてはいけないのが、担当者とコミュニケーションがうまく取れるかという点です。

担当者とメッセージのやり取りや通話などをしていて、

• 専門用語や難しい言葉ばかり使っていて話がよく理解できない…
• 急いでいるのにメッセージの返信がなかなか返ってこない…
• 大きな不満があるわけではないが、何となく自分と合わない…

といったこともよくある話です。

ランディングページ制作を外注する場合、短くても2週間程度、その後の運用も考えると年単位でその制作会社と関わることになります。

コミュニケーションの小さな違和感を放ったまま制作を進めると、大きな不満につながったり、結果的に思っていたランディングページが作れなかったりする原因になります。

そうならないためにも、担当者と気持ちよくコミュニケーションが取れる制作会社を選ぶことが大切です。

LP制作の外注で失敗しないための3つのポイント

最後に、ランディングページ制作の外注で失敗しないためのポイントを3つ紹介します。

LPの目的やターゲットを明確にしておく

ランディングページを制作するうえで、作る目的やターゲットなどを事前に明確にしておくことが非常に重要です。

目的やターゲットによって、ランディングページの作り方やデザイン、運用方法などが大きく変わります。

それらを事前に明確にしておくことで、制作をスムーズに進められ、「思っていたのと違う…」といった事態にもなりにくいでしょう。

外注する作業内容を明確にしておく

自社で対応する作業、外注する作業の範囲は事前に明確に決めておきましょう。

依頼する作業範囲によって、外注先や費用なども変わってきます。

何も決めていない状態で依頼すると、制作会社の話に流されて、依頼しなくていい作業まで依頼することになり、余計な費用がかかってしまうことあるでしょう。

また、広告運用もあわせて依頼するつもりが、依頼した制作会社が広告運用に対応しておらず、別の広告代理店に依頼することになり、余計な手間や費用がかかってしまうといったことも考えられます。

複数社を比較する

日本国内には非常に数多くの制作会社があり、それぞれ特徴や得意分野、価格などがまったく異なります。

より効果的なランディングページを作るためには、自社に適した制作会社を選ぶ必要があります。

そのためには、最初に問い合わせた制作会社だけに絞って考えるのではなく、候補を複数社ピックアップして比較し、それぞれ見積もりを依頼するようにしましょう。

それだけでも、外注先選びで失敗するリスクをかなり減らせるでしょう。

まとめ：外注で失敗しないポイントをしっかり押さえて理想的なLPを作ろう

以上、「ランディングページ制作を外注する際のポイント」について解説しました。

ランディングページ制作を外注する際は、大きなコストがかかります。

結果的に反応率の高い理想的なランディングページが作れればいいのですが、大きなコストをかけた割に効果が薄かったり思っていたランディングページでなかったりした場合、会社にとって損失になります。

外注で失敗しないためにも、今回紹介したポイントを押さえて、理想的なランディングページを作ってもらえるようにしてくださいね！