ランディングページ(LP)の効果を高める「お客様の声」の集め方と掲載する際のポイント

LPの効果を高める「お客様の声」の集め方と掲載する際のポイント
  • ランディングページにお客様の声って本当に必要?
  • どうやってお客様の声を集めればいいかわからない…
  • お客様の声はやっぱり写真や実名付きで載せたほうがいい?

とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ランディングページにおいて「お客様の声」は非常に重要な役割を果たします。

そこでこの記事では、「ランディングページの効果を高めるお客様の声の集め方と掲載する際のポイントについて解説します。

この記事を読むと、お客様の声の効果的な掲載方法がわかり、ランディングページの成果を高めることができます。

初心者の方にもわかるように解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

▼ランディングページの作り方や制作の流れについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

目次

「お客様の声」とは、実際に商品やサービスを利用した人の感想

「お客様の声」とは、実際に商品やサービスを利用した人の感想やアンケート結果をまとめたものです。

AmazonやGoogleマップ、食べログなどのレビューも、お客様の声の一種といえます。

ただし、ユーザーが自由に投稿できるそれらのレビューとは異なり、ランディングページに掲載されているお客様の声は、掲載する側が内容をコントロールできます。

そのため、ユーザー側の視点で見ると、その情報が信頼できるものであるかを見極めることが重要です。

「お客様の声」があると、信頼を得やすくベネフィットを感じてもらいやすい

お客様の声は、ランディングページにおいて必ずといっていいほど掲載されている要素の一つです。

では、なぜお客様の声はそこまで重要なのでしょうか?

その理由は、主に次の2つが考えられます。

1.ユーザーの信頼を得られやすい

ランディングページの読者は、ページに書いてあること、売り手の言っていることを基本的に信用していません。

仮に本当のことだけを書いていても、「どうせいいことばかり書いているんだろう」と疑いの目で見られてしいます。

しかし、それがお客さんの意見や感想であればどうでしょうか?

お客さんからすれば、その商品やサービスの売上が上がってもメリットがあるわけではありません。
つまり、わざわざ悪い商品に対していい評価をする必要がないのです。

だからこそ、お客様の声は読者にとって信ぴょう性のある情報として受け入れられやすいのです。

(ただし、お客様の声を掲載することを条件に何かしらの特典や割引などを設けている場合もあるため、必ずしもメリットがないというわけではありませんが。)

あなたも何か商品を購入したりサービスを受けたりする際、お客様の声や口コミを参考にして判断することも多いのではないでしょうか?

ランディングページにおけるお客様の声は、掲載する内容を売り手側がコントロールすることができる分、AmazonやGoogleマップ、食べログなどのレビューほどではないにしても、読者の信頼を得るためには非常に効果的です。

また、後述しますが、読者の信頼を十分に得るためには、お客様の声の掲載の仕方にも注意する必要があります。

ただ掲載すればいいというわけではないので、注意しましょう。

2.ユーザーに商品を手に入れた未来を想像させられる

読者は、商品を手に入れた未来の自分を想像することで、購買意欲が高まります。

お客様の声には、今抱えている問題を解決した未来、憧れの姿になれた未来といった読者が手に入れたい未来(=ベネフィット)を想像させる効果があります。

お客様の声を読むことで、読者は「この人、わたしと同じだ」「商品を購入するとわたしもこうなれるんだ」と共感するのです。

より共感し、よりベネフィットを感じてもらうために、なるべくターゲットなるユーザー層に近いお客さんの声を集めたり、実際の商品の使用感や体験をなるべく詳細に書いてもらったりすることが重要です。

「お客様の声」を掲載する際の5つのポイント

お客様の声は読者の信頼を得るために非常に効果的ですが、ただ掲載するだけでは意味がなく、場合によってはマイナス評価につながる危険もあります。

そこで、お客様の声の効果をより高めるためのポイントを5つ紹介します。

なるべく動画・写真+実名で掲載する

お客様の声は苦労して集めても、「どうせサクラだろう」となかなか信用してもらえないことも多いものです。

信頼度を高めるためには、

  • なるべく動画付き、難しければ写真付きで
  • 仮名ではなく実名

掲載するのがポイントです。

素材写真やアイコン+テキストだけのお客様の声は、まったく信用されないといってもいいでしょう。
それどころか、ランディングページのそれまでの内容も嘘っぽくなり、逆に信用度が下がってしまいます。

動画の信頼度は圧倒的に高く、最近はお客さんにインタビューした動画を埋め込んだランディングページもよく見かけます。

動画が難しい場合は、なるべく写真を掲載させてもらえるように工夫しましょう。

動画や写真がある場合とない場合では、信頼度が大きく変わります。

また、お客さんに直筆でアンケートに答えてもらった場合は、直筆アンケートの写真を一緒に掲載するのも効果的です。

リアルな声を掲載する

何度も述べますが、読者は基本的に信用してくれません。

サクラの意見や架空の声を掲載しても、読者にはそれが伝わります。

いい意見だけでなくイマイチな評価も含めて、リアルな声が掲載されている方が信頼されやすくなります。

売り手が操作できない声を掲載するのも信頼度を高めるのに有効です。

例えば、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSの投稿の画面キャプチャを掲載しているケースも最近増えているように思います。

業種や商品・サービスによっては、Googleマップや食べログなどに掲載されたレビューも活用できるかもしれません。

ただし、いくら効果的だからといって、サクラやステルスマーケティングは絶対にいけません。

ステルスマーケティングについては、2023年10月より規制も厳しくなっていますので注意しましょう。

▼「ステマ規制」や「景品表示法」については、こちらの記事も参考にしてみてください。

ターゲットとなるユーザー層に似ているお客様の声を掲載する

上述のとおり、お客様の声を読んでもらうことで、読者にとって手に入れたい未来を想像してもらうことが重要です。

そのためには、ターゲットとなるユーザー層に似ているお客様の声を掲載することがポイントです。

例えば、40〜50代女性をターゲットとしている商品のランディングページにおいて、20〜30代女性や男性の声が掲載されていても、40〜50代の女性にはいまいち共感されません。

商品を売りたいターゲットを明確にし、なるべくターゲットにあったお客様の声を掲載するようにしましょう。

見出しや強調をつけてパッと見てわかりやすく掲載する

お客様の声は一言だけでなく、商品の使用感や体験をなるべく詳細に掲載する方が信頼度は高まります。

しかし、人は長文で書かれた文章のかたまりを見ても、文章を読む気になりません。

そのお客様の声の中で、最も読者の興味を引くであろう部分を抜き出して見出しをつけたり、目立たせたい部分を強調したりましょう。

その見出しを読んで興味を持ってくれれば、全文読んでくれ、より信頼を得やすくなります。

高額商品ほどより詳細に、より多く掲載する

ランディングページを使って売る商品やサービスには、数百万円以上する高額なものから数百円のもの、無料体験など、さまざまな価格帯のものがあります。

商品が高額であればあるほど、当然読者は購入をじっくりと検討します。

そして、その読者の背中を後押しするのに、お客様の声は非常に有効に働きます。

高額な商品ほど、お客様の声はより詳細な内容を、そしてより数多く掲載するようにしましょう。

読者の背中をより強い力で押すことができます。

インタビューやアンケートはあらかじめ質問事項を具体的に決めておく

インタビューやアンケートの内容は、「感想をお願いします」といった自由回答形式にしてしまうと、あまり効果的なお客様の声が集められません。

「なんでも自由にどうぞ」と言われると、お客さんは何を書いていいか分かりません。

結果として、「ありがとうございます」「とても良かったです」といった感謝の言葉を並べただけの抽象的な声ばかりが蓄積されていきます。

そのため、あらかじめ質問項目を具体的に用意してインタビューやアンケートを行うのがいいでしょう。
記述アンケートの場合は、具体的に回答の文字数の目安も書いてあげるといいかもしれません。

質問項目は、例えば次のようなものを用意しておくといいでしょう。

インタビュー・アンケートの質問項目例
  • 商品のことをどこで知りましたか?
  • なぜ商品を購入しようと思いましたか?
  • 商品購入前はどのようなことに悩んでいましたか?
  • その悩みは、商品を購入して解決されましたか?
  • 商品を使ってみて、実際にどう感じましたか?どのような変化がありましたか?
  • 商品のコスパについてどう思いましたか?
  • 継続して購入したい(使いたい)と思いますか?
  • 商品や購入プロセスにおいて、不満に感じた点はありましたか?
  • 商品をどのような人に勧めたいですか?
  • 同じ悩みを抱える人にメッセージをお願いします!

質問項目はYes/Noや◯/×で答えられるもの、回答しやすいものを最初に配置しておくことで、その後の質問にもスムーズに回答してもらいやすくなります。

「お客様の声」の4つの集め方

では、実際にお客様の声はどのようにして集めればいいのでしょうか?

方法は主に、次のようなものがあります。

「お客様の声」の集め方
  • インタビュー
  • アンケート
  • モニター
  • SNSの投稿

インタビュー

インタビューは、オンラインまたは対面で直接質問しながら、それに答えてもらう方法です。

すでに述べたとおり、お客様の声はなるべく動画で掲載する方が信頼を得やすくなるため、実際にインタビューした様子を録画し、その動画を掲載するのがベストです。

既存のお客さんに対面で直接、またはメールなどでお願いしてみましょう。

無償で集めるのが難しい場合は、クーポン券や、無料サンプルなど何かしらの特典をつけてあげるとよりもらいやすくなります。

アンケート

アンケートは、オンラインまたは手書きで質問に回答してもらう方法です。

「インタビュー・アンケートの内容」で解説したように、自由回答形式にしてしまうと、効果的なお客様の声が集められません。

あらかじめ質問事項を具体的に決めておき、お客さんが回答しやすいようなアンケートを作りましょう。

インタビューの場合と同様、まずは既存のお客さんに対面で直接、またはメールなどでお願いしてみましょう。

モニター

新商品や新サービスの場合は、事前にお客様の声を集めることはできません。

そこで効果的なのが、「モニター」の活用です。

これは、発売前や発売直後の商品やサービスを無料や格安で提供することで、お客様の声をもらう方法です。

無料や格安で商品を入手できるというメリットがあるため、新規のお客さんでもアンケートやインタビューに答えてもらいやすくなります。

また、価格の割引だけでなく、プレゼントやクーポン券などの特典を配布する方法もあります。

SNSの投稿

SNSを活用するのも効果的です。

商品のレビューをSNSで投稿してもらうことで、1ユーザーの意見として受け入れられやすく、拡散してもらいやすいといったメリットもあります。

投稿してもらう際は、自社の商品であることがわかるようにハッシュタグをつけてもらうといいでしょう。

投稿があった際は、そのユーザーに許可を取って投稿の画面をキャプチャし、いくつか集まればまとめてランディングページに掲載してみましょう。

まとめ:LPにおいて「お客様の声」は絶対に掲載すべき要素

以上、「ランディングページの効果を高めるお客様の声の集め方と掲載する際のポイントについて解説しました。

ランディングページにおいて、「お客様の声」があるのとないのでは、成約率が大きく変わります。

そのため、絶対に掲載したい要素の一つです。

それは、あなたが商品を購入するときのことを考えてもらうと分かると思います。

「お客様の声」を上手く活用して、効果的なランディングページを作りましょう。

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