- ランディングページの原稿を書く際、何を書けばいいかわからなくて作業が進まない…
- 自分で原稿を書いてみたけど、読み返してみるとわかりにくい…
- 成約率が上がるような文章の書き方を教えてほしい…
とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ランディングページを作る際にはまず原稿となる文章が必要になりますが、文章の書き方に悩む方はたくさんいます。
そこでこの記事では、「ランディングページにおける文章作成のコツ」について解説します。
この記事を読むと、ランディングページで説得力のある文章が書けるようになり、コンバージョン率のアップにつながるでしょう。
ランディングページでは、通常の文章の技術に加えコピーライティングの知識も求められます。
最低限必要な技術に絞って初心者の方にもわかるように解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼ランディングページの作り方や制作の流れについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
いい文章が書ければLPの成約率は上がる
ランディングページにおいて、文章は非常に重要な役割を果たします。
どれだけきれいなデザインを作っても、中身の文章のクオリティが低ければ成約率が上がることは絶対にありません。
デザインはあくまで、文章を飽きずに最後まで読んでもらう、あるいは意図した順番で読んでもらうためのものです。
いい文章は人の心を動かします。
そして、心が動けば行動します。
つまり、いい文章が書ければ自然とランディングページの成約率は上がるのです。
LPの文章は大きくキャッチコピーとボディコピーに分かれる
ランディングページの文章は、大きく2つに分類されます。
- キャッチコピー…読者の注意を一瞬で引き、続きが気になる状態にさせる
- ボディコピー…読者を説得し、購入意欲を高める
ここでは主に、読者を説得させる「ボディコピー」について解説します。
▼「キャッチコピー」については、こちらの記事も参考にしてみてください。
文章を書き始める絶対に押さえておくべきポイント
文章のテクニックをお伝えする前に、まずはランディングページの文章を書くうえで絶対に押さえておかなければならないことが2つあります。
それは、
- 「誰に向けて書くのか」を考える
- 文章の構成を考える
ということです。
それぞれ説明します。
「誰に向けて書くのか」を考える
まず考えなければならないは、その文章は「誰に向けて書くのか」ということです。
ランディングページの目的はお問い合わせや商品購入などの行動をしてもらうことですので、読んでもらいたいのは「将来お客さんになる人」ですよね?
まずは、「自分の商品のお客さんになる人がどんな人か(=ターゲット)」をしっかりと分析する必要があります。
ターゲットによって、伝える内容・書くべき文章は変わります。
それは単に「30代・男性」とか「20代・女性・東京都在住」といった属性だけでなく、その人が「どんなことを求めていてどんなことに悩んでいるのか」といった欲求の部分を知ることが大切です。
そして、人が商品に対して持つ欲求の強さによって、ターゲットのタイプは大きく次の3つに分かれます。
- 問題解決タイプ(今すぐ客)
- 検討タイプ(そのうち客)
- 潜在需要タイプ(まだまだ客)
想定するお客さんがこの3つのパターンのいずれの欲求を持っているかによって、伝え方は大きく変わります。
あなたの想定するお客さんは、あなたの商品に対してどういう欲求を持っていますか?
それらを先に考えてから実際に文章を書くようにしましょう。
▼「ターゲット・ペルソナ」については、こちらの記事も参考にしてみてください。
文章の構成を考える
「誰に向けて書くか」が決まっても、いきなり文章を書き始めてはいけません。
文章を書き始める前に、必ず文章の構成を考えましょう。
ランディングページでは、「何を」「どういう順番で」語るかによって、読者の心を動かせるかどうかが大きく変わります。
構成を考えずにいきなり文章を書き始めると、書くべき内容が抜けてしまったり、順番がめちゃくちゃになったりしてしまいます。
何をどういう順番で書くか、最初に必ず構成を考えてから文章を書くようにしてください。
▼「ランディングページの構成」については、こちらの記事も参考にしてみてください。
説得力の高い文章を書くための7つのテクニック
「目の前にいるたった1人」を意識する
ランディングページは読んでもらえないのが基本です。
読んでもらうためにはまず、「これって私のための情報だよね?」と思ってもらう必要があります。
そのためには、ターゲットとなる数多くの人ではなく、「目の前にいるたった1人の心を動かす」ことを意識して書きましょう。
たった1人を動かす文章はその人にとって強い共感を生み、結果的にその1人に似た多くの人に刺さる文章になるのです。
読者を主役にする
ランディングページを訪れた人は、基本的にその商品や書いている情報に興味はありません。
興味があるのは、「この商品は自分にとってメリットがあるか」ということだけです。
そのため、商品自体の魅力ではなく、「商品を使うことで、あなたにこんなメリットがあります」という点を伝えるようにしましょう。
主役は売り手ではなく、読者(=お客さん)なのです。
証拠・根拠を見せる
売り手側の主観的な意見をどれだけ書いたところで、読者はなかなか信用してくれません。
信用してもらうには、証拠・根拠を提示してあげることが大切です。
証拠・根拠の見せ方には、次の3つの方法があります。
- 客観的事実…数値、データ、科学的根拠、資格・特許、ビフォーアフター、実証動画など
- 利用者の意見…お客様の声、導入事例、売り手側で操作できないレビュー(Amazon・Googleマップレビュー等)など
- 権威ある第三者の意見…メディア出演、著名人の推薦・監修など
商品に関するこれらの情報を可能な限り用意し、積極的に利用しましょう。
具体的に表現する
具体的な文章は、それだけで説得力を高めます。
特に数字で表現できる部分は、なるべく具体的な数字で表現しましょう。
- 売上がアップしました 売上が2.7倍アップしました
- 多数の実績があります 1,000件以上の実績があります
- 駅からすぐにアクセスできます 〇〇駅から徒歩3分
「3つセット」を使う
言葉やセクションは、3つセットにすることで安定感が得られ説得力が増します。
「3」という数字は物理的に安定感のある数字です。
カメラの三脚も脚が3本ですし、多くのタワーや橋げたも三角形の組み合わせでできています。
「三拍子」「三位一体」「三大◯◯」など、「3」を使った言葉は多く、私たちは本能的に安心感のある数字であることを認識しています。
特に効果を発揮するのは、
- 〇〇が選ばれる3つの理由
- 〇〇の3つの特徴
といったパートです。
内容が2つしかない場合は多少強引にでも3つにし、4つある場合は3つにまとめることで安定感が高まります。
比較する
人は、選択肢が1つしかないとそれがいいものなのか悪いものなのか判断できません。
別のものと比較することで、その商品がすばらしい商品であることを理解してもらうのです。
比較する方法は2つあります。
- 直接比較する方法
- 別のものと比較する方法
直接比較する方法
- 競合商品と性能や価格を比較する
-
競合商品と比較することで、自社の商品が他社の商品よりも優れていることを伝えられます。
表にして比較するとより伝わりやすくなるでしょう。自社 A社 B社 機能A 機能B 機能C 価格 20,000円 50,000円 30,000円 比較例 - 自社の別の商品と比較する
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自社の従来品と比較する、あるいは自社の複数のプランを提示する方法です。
従来品と比較することで、現在の商品がよりよいものになったことを伝えられます。
他のプランと比較する際は、プランを3つ用意し、一番売りたいプランを真ん中に、それよりも安いプランと高いプランを1つずつ設定するようにしましょう。
3つ並んでいると真ん中を選びたくなるという人間の心理がはたらき、一番売りたいプランがより魅力的に見えます。
ライトプラン スタンダードプラン プレミアプラン 機能A 機能B 機能C 価格 10,000円 50,000円 100,000円 比較例
別のものと比較する方法
- 他のジャンルの商品と比較する
-
他のジャンルの商品と比較することで、その商品の価値を高める方法です。
例- この青汁には、たまねぎ9.5個分のビタミンC、トマト10個分のビタミンA、バナナ26本分のカルシウムが含まれています。
- 毎月マッサージや整体に通うと年間10万円以上かかることもあります。しかし、このマッサージ機ならたった5万円で何度も利用でき、ご家族みんなで利用してもそれ以上のコストはかかりません。
- ベネフィットの価値と比較する
-
その商品を購入することで、どういったベネフィット(価値)が手に入るかを提示する方法です。
例- この食洗機は5万円します。しかし、5万円を投資することで、毎日の食器洗いにかかる時間を短縮でき、手荒れも防げ、水道代の節約にもなります。
- ホームページを30万円で制作できます。初期費用は大きいですが、一度作ってしまえばインターネットでの集客力が上がります。結果的に売上が上がり、その分の費用を回収できます。
ストレスのないわかりやすい文章を書く
わかりにくい文章は読者にストレスを与え、離脱の原因になります。
わかりやすく読みやすい文章を書くようにしましょう。
特に次の5点を意識するだけでも、わかりやすい文章になります。
- 一文を短くする
- 難しい言葉を使わない(ターゲットが専門家の場合は専門用語をそのまま使う)
- 漢字を減らす(漢字30%、ひらがな70%程度)
- 箇条書きを使う
- 文章で伝えにくい内容は図・表・イラストなどで表現する
まとめ:文章の良し悪しでLPの成約率は大きく変わる
以上、「ランディングページにおける文章作成のコツ」について解説しました。
「キャッチコピーで注意を引き、ボディコピーで説得する」
それが、ランディングページの文章の基本です。
とはいえ、文章は最初から上手く書けるものではありません。
文章を書くことを何度も繰り返すうちに、どんどん説得力のある文章が書けるようになります。
文章の良し悪しでランディングページの成約率は大きく変わります。
ランディングページの成約率を高めるためにも、今回紹介したポイントを押さえて説得力のある文章を書けるよう練習しましょう!
ランディングページ制作について分からないことがあれば、下記公式LINEから無料でご相談いただけます。ぜひお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。