- ランディングページのことについて調べているけど、専門用語が多くて難しい…
- ランディングページ制作を外注したけど、制作会社の担当者が専門用語ばかり使うから話が理解できない…
と思われている方も多いのではないでしょうか?
用語の意味がわからないまま進めると、理解が遅れたり、制作会社とのコミュニケーションがうまく取れなかったりして、思い通りのランディングページが作れないこともあります。
そのため、この記事では「ランディングページを制作するうえでよく使われる用語の意味」をまとめて解説します。
専門用語を理解しておくことで、ランディングページに関する理解が深まり、より効果的なランディングページが制作できるようになります。
初心者の方にもわかるように解説していますので、この機会にランディングページ制作に関する基本用語を押さえておきましょう!
Web全般に関する用語
サーバー
サーバーとは、広い意味では「データを提供するコンピューター」のことです。
サーバーには、「Webサーバー」や「メールサーバー」などいくつかの種類がありますが、ホームページやランディングページ制作の現場で使われる場合は主に「Webサーバー」のことを指します。
Webサーバーは、ホームページの構築に必要なデータを保管しておく場所です。
サーバーからデータを受信することでホームページが見られるようになる、というわけですね。
ホームページが「家」だとすると、サーバーは家を建てる「土地」にあたります。
ドメイン
ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。
ホームページが「家」、サーバーが「土地」、ドメインが「住所」と考えるとわかりやすいですね。
ドメインはホームページのURLの一部に使われ、当サイトの場合でいうと、「https://yamaguchi-d-m.com」というURLのうち「yamaguchi-d-m.com」の部分がドメインにあたります。
ドメインを指定することで、サーバーから必要なデータを受け取り、該当するホームページを表示することができるのです。
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、簡単にいうと、専門知識がなくてもホームページを作成・管理できるシステムのことです。
従来ホームページを作成・管理するためには、HTMLやCSS、PHPなどの言語を中心とした専門知識が必要になります。
しかし、CMSを使うことで、そういった専門知識がなくても文章や画像を配置していくだけでホームページが作れるのです。
WordPress(ワードプレス)
WordPress(ワードプレス)は、数あるCMSのうち、世界で最も使われているCMSです。
WordPressのシェアは、全世界で60%以上、日本に限ると80%以上にのぼるとされています。
ホームページの約7割はCMSを使って作られているともいわれるので、世界中のホームページの実に40%以上がWordPressで作られているということになります。
ここまで圧倒的なシェアを誇るのは、WordPressにはさまざまなメリットがあるためです。
詳しくは下記の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
HTML,CSS
HTMLとCSSは、ホームページを作成するときに使う言語(マークアップ言語)の一つです。
HTMLは、文字・画像・リンク・表など、ホームページに必要な要素を配置し、ページ全体の構造を作るための言語です。
CSSは、HTMLで配置した要素の色・大きさ・配置する場所など、ホームページの見た目を整えるための言語です。
コーディング,ノーコード
コーディングとは、HTMLやCSSなどの言語を使って、ソースコードとよばれる文字列を記述する作業のことをいいます。
コーディングをせずにホームページなどを作成することを、ノーコードといいます。
以前は、ホームページを作る際はコーディングの知識が必須でしたが、最近はノーコードで作れるツールがたくさん出回っていて、専門知識がなくてもホームページが簡単に作れるようになっています。
Webマーケティングに関する用語
DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)
DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)は、お客さんからの直接的な反応を獲得することを目的としたマーケティング手法です。
イメージアップやブランドの認知を目的とする「イメージ広告」ではなく、お客さんに取ってもらいたい行動(商品購入、問い合わせ、資料請求など)に直結させることを目的とした「レスポンス広告」が使われます。
SEO,SEO対策
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」といいます。
具体的には、検索エンジン(Google検索など)で、検索する人の意図にあったホームページを検索の上位に表示させるために行う施策のことです。
「SEO対策」ともいいます。
3C分析
3C分析とは、マーケティング戦略を行う際に使われる分析方法の一つです。
「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の3つの観点から情報を調査・整理して、事業計画やマーケティング戦略を決定します。
ペルソナ
ペルソナとは、あなたの商品やサービスのお客さんになる架空の人物像のことです。
「30〜40代・男性」や「20代・女性・東京在住」などの属性で区分しただけの「ターゲット」とは異なり、より具体的・詳細に設定されます。
名前・年齢・性別・居住地・職業・年収・家族構成・趣味・休日の過ごし方・抱えている悩み・将来の目標など、外面的な情報だけでなく、ライフスタイルや感情面に至るまでより詳細に設定することで、お客さんの気持ちをより深く想像できるようになります。
ランディングページに関する用語
LP(ランディングページ)
LP(ランディングページ)は、直訳すると「着地のページ」という意味で、広い意味では検索やWeb広告などをクリックした際に最初に訪れるページ全般のことを指します。
インターネット集客においては、ユーザーを特定の行動(商品購入、問い合わせ、資料請求など)に誘導することを目的としたWebページのことをいいます。
もっとわかりやすくいうと、「インターネット上のチラシ」のようなものです。
ファーストビュー
ファーストビューとは、ランディングページで最初に読者の目に入る部分、訪れたページでスクロールせずに表示されている部分のことです。
メインビジュアルと同じ意味で使われることもあります。
メインビジュアル
メインビジュアルとは、ファーストビューに大きく表示される画像全体のことです。
キャッチコピーやメイン画像を大きく配置することで、読者がページを訪れた瞬間に「このページは何のページなのか」がわかるようになります。
ファーストビューと同じ意味で使われたり、メイン画像となる部分だけを指して使われたりする場合もあります。
クロージング
クロージングとは、ユーザーに特定の行動(商品購入、問い合わせ、資料請求など)を取ってもらうための最後の一押しとなるステップです。
ランディングページを読み進めた読者が申し込みを迷っている際に、「今すぐ申し込まなければならない」理由を提示することで、読者の背中を押してあげるためのものです。
一般的には「オファー」「CTA」「入力フォーム」などで構成され、最後の最後に「追伸」が書かれることもあります。
オファー
オファーとは、お客さんに約束する魅力的な付加価値や特典のことです。
オファーを提示することで、迷っている読者に「今すぐ申し込まなければならない」理由を作ってあげるのです。
具体的には次のようなものがあります。
- 割引・無料(期間限定の割引、お試しで無料提供など)
- 特典(プレゼント、次回使える割引券など)
- 保証(返金保証、返品保証など)
- 早さ・利便性(翌日配送、5分で査定、出張買取など)
CTA(コール・トゥ・アクション)
CTAは、日本語では「行動喚起」と訳され、特定の行動(商品購入、問い合わせ、資料請求など)にユーザーを誘導することを意味します。
ランディングページでは、[今すぐ申し込む][問い合わせはこちら]といったボタンの形が一般的に使われます。
レスポンシブ
レスポンシブとは、ユーザーが使用するパソコンやスマートフォン、タブレットなどの画面サイズに合わせて、自動で見やすいレイアウトに切り替える技術のことです。
近年スマートフォンが急速に普及したことに伴い、ランディングページはレスポンシブ対応されていることが必須といってもいいぐらい重要な要素です。
効果測定・分析・改善に関する用語
CV(コンバージョン)
CV(コンバージョン)とは、特定の行動(商品購入、問い合わせ、資料請求など)をユーザーに取ってもらうことを意味します。
コンバージョンされた件数のことを、「CV数(コンバージョン数)」といいます。
CVR(コンバージョン率)
CVR(コンバージョン率)とは、ランディングページを訪れたユーザーのうち、どのぐらいの割合でコンバージョンに至ったかを表す数値です。
CVRはランディングページの成果を測るうえで最も重要な数値です。
「CV率」や「成約率」といわれることもあります。
計算方法は簡単で、「コンバージョン数÷ランディングページへの訪問者数(広告のクリック数)×100(%)」で求められます。
例えば、ランディングページを訪れたユーザーが100人いて申し込みが5件あると、CVRは5%になります。
直帰率
直帰率とは、ホームページを訪れたユーザーのうち、最初の1ページだけを閲覧して離脱した割合のことをいいます。
ホームページを訪れたユーザーが100人いて、そのうち30人が最初のページだけ見て離脱した場合、そのホームページの直帰率は30%になります。
ランディングページは基本的に1ページだけで構成され、他のページへのリンクがほとんどないため、通常のホームページに比べて直帰率は高くなります。
離脱率
離脱率とは、表示されたホームページ内のすべてのページのうち、ユーザーに閲覧された最後のページになった割合のことをいいます。
例えば、A・B・Cの3つのページがあるホームページが計100回表示され、そのうち30人がページAの閲覧を最後に離脱していた場合、ページAの離脱率は30%になります。
インプレッション
インプレッションはWeb全般で使われる用語ですが、Web広告において使われる際は、「Web広告が表示された回数」のことを指します。
インプレッションが多いほど、広告が多くのユーザーの目に入るため、クリックしてもらえる機会も多くなります。
CTR(クリック率)
CTR(クリック率)とは、表示された広告のうちユーザーにクリックされた割合のことをいいます。
例えば、広告が100回表示されてそのうち5回クリックされた場合、CTRは5%になります。
CPA
CPAとは、「Cost Per Acquisition」または「Cost Per Action」の略で、1件のコンバージョンにかかった費用を表す指標です。
CPAは、「広告費用÷コンバージョン件数」によって求められます。
CPAが低いほど広告を効果的に運用できていると判断できるため、広告運用においてはいかにCPAを低くできるかがが重要です。
KGI(重要目標達成指標)
KGIとは、「Key Goal Indicator」の略で、日本語では「重要目標達成指標」といいます。
言い換えると、企業の最終目標を数値で定めた指標のことです。
ランディングページ運用においては、「コンバージョン数」が基本的にKGIとなります。
KPI(重要業績評価指標)
KPIとは、「Key Performance Indicator」の略で、日本語では「重要業績評価指標」といいます。
言い換えると、最終目標(KGI)を達成するための中間目標のことです。
ランディングページ運用においては、KGIとなる「コンバージョン数」を達成するための指標、具体的にはコンバージョン率、アクセス数、クリック率、離脱率、インプレッションなどがKPIとして設定されます。
LPO(ランディングページ最適化)
LPOとは「Landing Page Optimization」の略で、日本語で「ランディングページ最適化」といいます。
具体的には、コンバージョン率をより高めるためにランディングページを改善する施策のことです。
ランディングページは一度作って終わりではなく、実際に運用したあと、効果を測定し、分析・改善を繰り返すことが重要です。
分析ツールを使って問題点を洗い出し、ページを改善し、テストを繰り返すことで、よりランディングページの効果を高めていくのです。
A/Bテスト(スプリットテスト)
A/Bテストとは、一部分だけを2つのパターンで比較して、どちらの方が効果が大きいかを判断する分析方法です。
ランディングページのテキストやデザインを一部分だけ変更したり、まったく同じランディングページで広告の文章だけを変更したりして、2つのパターンを比較します。
A/Bテストを行ううえでのポイントは、比較したい箇所以外は変更しないことです。
一度に複数の箇所を変更してしまうと、どの箇所を変更したことが原因で結果が変わったのかがわからなくなるためです。
▼「A/Bテスト」について、詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
アクセス解析
アクセス解析とは、ホームページやランディングページを訪れたユーザーのデータを取得して分析することです。
アクセス解析ツールを使うことで、ホームページ全体や各ページのアクセス数、滞在時間、コンバージョン数、訪問ユーザーの属性(地域・年齢・性別・使用デバイスなど)など、あらゆるデータを取得することができます。
これにより、ランディングページの問題点を見つけ、どこを改善すればよいのかを分析することができます。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)
Google Analyticsとは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
ホームページやランディングページを作成した際に必ず導入しておくべきツールです。
アクセス解析ツールにはさまざまなものがありますが、基本的にはGoogle Analyticsを導入しておけば問題ありません。
ヒートマップ
ヒートマップとは、ホームページやランディングページを訪れたユーザーがページ内で取った行動や反応を、色でわかりやすく可視化できるツールです。
具体的には、ページのどの部分がよく見られているのか、どこで離脱されているのか、どこでクリックやタップされているのかなどが色別に表示されます。(よく見られている部分が赤色で、見られていない部分は青色など)
アクセス解析ツールよりも問題点をピンポイントで特定でき、ランディングページの改善につなげることができます。
広告運用に関する用語
Web広告
Web広告とは、インターネット上のメディアに掲載される広告全般を指します。
Web広告には、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告など、さまざまな種類があります。
かつては、広告といえば新聞・雑誌・テレビ・ラジオといった「マス広告」が一般的でしたが、インターネットが普及するにつれてWeb広告が爆発的に普及しました。
2021年には日本全体の広告費のなかでWeb広告がマス広告の比率を上回り、今後その傾向はさらに続くでしょう。
Web広告は、「低コストでも運用可能」「配信するターゲットを詳細に設定できる」「効果が測定しやすい」など、マス広告と比べてさまざまなメリットがあります。
リスティング広告(検索連動型広告)
リスティング広告(検索連動型広告)は、ユーザーが検索エンジン(GoogleやYahoo!など)で検索した際の検索結果に、そのキーワードに連動して表示される広告のことです。
ユーザーが検索したキーワードに対して表示されるため、購買意欲の高い見込み顧客にアプローチできるのが最大のメリットです。
ディスプレイ広告(バナー広告)
ディスプレイ広告(バナー広告)とは、ネット記事やアプリなどの広告枠に画像や動画、テキストで表示される広告のことです。
リスティング広告よりも幅広いユーザーに表示させられるため、「いますぐに商品を購入したいわけではない」「そもそもその商品の存在を知らない」といった潜在顧客にもアプローチできます。
SNS広告
SNS広告は、LINE、X(旧Twitter)、Facebook、Instagramなどの各種SNSプラットフォームに配信する広告のことです。
主に、SNSのタイムライン上で一般ユーザーの投稿に混じって表示されます。
SNSのアカウント情報(年齢・性別・居住地など)に基づいた配信ができるなどのメリットがあり、拡散力が高く、潜在顧客を含めた幅広い層にアプローチできます。
まとめ:意味が理解できる用語が増えることで、より効果的なLPが制作できるようになる
以上、「ランディングページを制作するうえでよく使われる用語」について解説しました。
ランディングページを自分で制作する場合であっても外注する場合であっても、こういった用語は必ず出てきます。
一度にすべて覚えようとするのではなく、その都度意味を調べることで自然と理解できる用語が増えていきます。
意味が理解できる用語が増えることで、ランディングページに関する理解も深まり、より効果的なランディングページが制作できるようになります。
少しずつ用語の意味を覚え、より効果的なランディングページを作れるようになりましょう!
ランディングページ制作について分からないことがあれば、下記公式LINEから無料でご相談いただけます。ぜひお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。